2008年3月9日日曜日

窯の棚板掃除ついでにグラインダー修理

棚板乾燥中の写真
棚板も長く使っているうちに反りが出たり、割れが入ったり、アルミナが剥離したり等の面倒を見なくてはならない。
最近の窯焼きで振り物(ボロフリともいうらしい)が増えてきたので、振り物の原因となる棚板下面の落ちやすくなってきたアルミナコーティングを、ディスクグラインダーで全面削り落とし、アルミナをスプレーガンで塗りなおした。

グラインダー分解の写真

ディスクグラインダーの修理(25年前のミタチ製)
少々雑音が大きく気になってきたので、分解してみたらベアリングがそろそろ寿命とわかり、
シャリシャリ音の出てきたアーマチュア用のベアリングを2個(型番626zz,608zz)交換した。
昔仕事で電動工具の修理をした事が役立ち、その頃のように手元に専用工具があったらと思ったが、マイナスドライバー2本を梃にしたり、ギヤプーラーの小さいものがあったので少ない道具で何とかクリアー、これでまた4~5年は大丈夫

ディスクグラインダーの修理追記(2010.05.30) 
前回道具がなくて交換できなかったディスク側のベアリング(型番6200zz)だったが、
100均で格安のストップリングプライヤーを見つけたので、早速それを使って完璧な姿にした。

使われているベアリング3個すべて交換したのでスイッチを入れると力強い快音が響く、今度こそ安心して4~5年は大丈夫


08.03.16追記

棚板掃除注意事項

棚板の補修法はコメントに書いたとおりですが、
タガネで釉薬を落とすとき、タガネの使い方で高価な棚板を割る恐れがあるので、
タガネで叩くとき力の方向が棚板全体に吸収されるように中心に向かうような角度で、さらに一度で落とそうとせず少しずつ根気良く「コツ、コツ、コツ・・・」と叩くこと。
防塵めがねで目を保護すること。
その後の管理は棚板のそり具合により前後を逆にしたり、表裏を入れ替えたり、焼く品物に合わせたりなど面倒を見ながらベストコンディションにして使うと気持ちよく使えます。


3 件のコメント:

  1. 棚板の修理ですか!!!
    すごいですね。
    私は、しぶとい釉薬のくっつきは、レンガを切るのに使っていた、ダイヤモンドカッターで削っています。棚板のアルミナは、どんな砥石で剥がしたのですか?

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  2. 登り窯の棚板のメンテナンスはさぞ大変だと思います。
    うちの棚板は始末し易く、7~8分は廉い金属を削るごく普通のレジノイドオフセット砥石#24でアルミナを落とし、流した釉薬はタガネでコツコツ叩き、しつこいものやツク足の部分のように固まってしまったところはダイヤモンドカッターということにしてます。
    アルミナコーティングは「アルミナ粉末80%木節20%で調合」を塗っています。

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  3. なるほど!!!
    こんど棚板を修理してみます。
    ありがとうございました。

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