2010年11月23日火曜日

茶碗揃物の注文

飯碗を大きく、どんぶりを小さくしたようなイメージで益子焼らしい茶碗で、重くならぬよう、重ねられるようと但し書きが付いて、10個組み桐箱入りで3組というご注文があり、7月の注文を2窯目で何とか揃えることができ、やっと「焼き上がりのお知らせ」を郵送することができた。

お知らせを郵送して一日置いて、「これからいきます」と電話があり、間もなくお茶の先生ご同伴でお見えになった。
長年お茶の先生から茶碗を借用して使っておられたのが今度から自前でできると大喜び、ほぼ注文通りと喜んでいただき、お茶の先生も「あなたの使うお茶碗らしくていいわね・・・」と言われていた。
この茶碗はmorさんたち、地域の大勢のかたがたに使っていただけるというお話、どんどん使われお役に立ってほしい。
注文品の茶碗揃

ツルウメモドキお土産にと枝ぶりのよい実のたくさん付いた「ツルウメモドキ」を持ってきてくださり、
仕事から帰った妻は、今度の個展の生花に使えそうと大喜び・・・。

アリガトウゴザイマシタ。

2010年11月19日金曜日

窯出し前の一日

15日の窯焼きは

並白(泥並)と鉄砂の窯で、益子焼の釉薬の中ではsk8~sk9の低温度で熔ける、窯焼きとしては気楽な窯のはずだったが、心配の種がいくつか残っている。
まず、
1.鉄砂の発色が鈍いので釉の調合を組合並白を追加して弱めていること。
��.いつもうすいようなのを思い、鉄砂を濃く塗りすぎていないだろうか?
��.温度差が縮まらず、少し押した(15~20分)ので焼き過ぎが懸念される。
自分で作ったマニュアルのとおり窯を焼き、途中の思わぬアクシデントも何とか乗り越え、うまく焼いたつもりでも、窯が開くまで冷めるのを待つだけの時間、何をすることもできないで心配が続く、頭に思い浮かぶのは焼きすぎてまっかかになってしまった鉄砂釉、もう終わってしまった仕事に対してくよくよしても、結果は決まっている、まだ見えないだけ・・・。
今まで窯焼き中のトラブルは大小様々あったが、幸いなことに大事故や人窯全滅のような大事に遭遇することはなかった。

さて、今回の窯出し結果は・・・。

何と開けてびっくり、普段と色艶がまったく違う。
戸前だけ焼けていないのだろうと、台車を引き出してみたが全体同じように釉薬が熔けていない、生焼けよりひどいザラザラ状態。
これは前代未聞初めての経験になってしまった。

後で考えると早く終わり過ぎたのはまだ焼けていなかったからという事だけはっきりしたが、だから何故こういう事に成ってしまったかという事はまだつかめていない。
窯を止めるときの温度は何度も確認し、窯で一番低い戸前の根っこの温度1200℃も念を押してから火を落としているというのに。

明日バーナーを総点検しバランスを調整し棚の狂いを直し、作品の手直ししつつ作品を積み直し、ガスの量を確認してから焼き直しすることにした。
念のため明日の再窯焼きは温度計に頼らず、久しぶりにぜーゲルコーンを使って様子を見ることにする。

気持ちを切り替えて次を目指そう・・・。

2010年11月17日水曜日

迷惑トラックバック

ブログで迷惑コメント、迷惑トラックバックに頭を悩ましているという話が多い。
当ブログでも最近また内容に関係ない、しつこくいやらしいトラックバックが短い時間内に15件も入ってきた。
同じ人間が仕掛けてくるらしく、同じ日付のページにほぼ一週毎に何ヶ月も続いた。

メールは、ぷららのフィルターが自動的にストップしてくれているので「さすがはぷらら」と気楽にしていられるが、ブログとなるとぷらら任せという訳にいかないらしく、対策が厄介だ。

迷惑トラックバック対策その1

ぷららのブログ「ブローチ」の、
アクセス制限機能を使い相手のIPアドレス、内容のキーワード、名前、メール、URL、の情報を登録し、フィルターとする。

迷惑トラックバック対策その2

ぷららのブログ「ブローチ」には、
ブログの設定コーナーでコメントやトラックバックをすぐに受け付けず一時保留するよう設定できるので、保留中のリストからしつこく迷惑なトラックバックはそこで削除させてもらっている。

迷惑トラックバック対策その3


IPひろば「IPアドレス検索」で相手のIPアドレスを調べ、相手の利用している回線業者に内容を通報し、善処してもらう。

迷惑トラックバック対策その4

あまり悪質でひどい場合は、警察など関係機関へ届けると良いらしい。

それにしても、お互い時間の無駄遣いになる、迷惑トラックバックやめて!!!

2010年11月13日土曜日

東松山「唐子」ヘドライブ

埼玉県東松山「唐子」まで納品がてらドライブ。
朝早く出すぎたので時間調整がてら、目的地東松山の手前にある名所「吉見の百穴」を見学。
吉見百穴は人がかがんで入れるほどの横穴が219箇所もあいている古墳時代末期の横穴古墳群で国指定史跡に指定されている。百穴構内は階段手すりベンチなど整備され木々も大きくなり昔訪れた頃と大きく様子が変わり別の場所に来た感じがしたが、
記憶というものはさらにおぼつかぬもので、山腹に大きなトンネルがあったとは記憶をたどってみても初めて見たとしか答えが戻ってこない。
吉見の百穴

吉見百穴の地下軍需工場跡

古墳群の中の山腹に地下軍需工場用に掘られた大きな三本の洞窟は、奥の横穴で繋がりほぼ500mの長さが公開されている。
吉見百穴の地下軍需工場跡

岩室観音

岩室観音吉見百穴に入る道路の手前反対側に二階建ての寺の山門のような建築物が岩室観音で、観音堂の奥の急斜面の上は松山城の城跡がある。
現在のお堂は江戸時代の寛文年間(1661~1673年)に龍性院第三世堯音が近郷の信者の助力を得て再建したものと伝えられている。岩盤に寄り掛かるように建てられたお堂の造りは懸造り様式で、江戸時代のものとしてはめずらしいもの。
狭い階段を上ると二階が舞台のような造りになっており東松山方面の町並みが俯瞰できる、二階に観音様が祭られている。

岩室観音は江戸時代に比企西国三十三所の三番札所になっていたが、札所めぐりとしては「西国三十三所」「坂東三十三所」「秩父三十四所」が有名で、「比企西国三十三所」はそれほど知られて居らず現在残っているのは12箇所だけになってしまっている。

観音堂二階二階への階段

胎内くぐり

観音堂をくぐり抜けるとイワタバコが貼付いた岩の先に「胎内くぐり」と称している箇所がある、鎖を伝って岩をよじ上ると目の前に穴が出現する、出口で先回りした妻が心配そう覗いていた。

四国八十八札所

四国札所と同じ八十八ケ寺の如来、菩薩、明王天、の石仏がまつられている。
胎内くぐり四国八十八札所

都幾川(唐子付近)

本日の目的地、唐子で川の流れを観たり、手打ちそばをご馳走になったり、楽しい一日を過ごさせていただいた。
都幾川


2010年11月9日火曜日

中国土産の「花茶」

息子が中国土産に珍しいお茶を買ってきてくれた。
花茶「茉莉七仙女茶」は黒く丸い玉が熱湯の中でだんだん開きみごとな水中花になる珍しいお茶で、「ホテルで飲むと高いんだぞー」という話、ビンに入れて三日間、目で楽しませてもらった。

茉莉七仙女茶
水中花に変身


紅茶「祁門紅茶」は、渋みが口に残らない上品な味がした世界三大紅茶のひとつだそうだ。
他も「龍井茶」「黄山茶」という中国を代表する高級茶を賞味できた。

2010年11月8日月曜日

歯がしみるー、歯が痛い

左奥歯を治療中


歯医者行きたくないとがんばった挙句がこれ。
時々歯が痛んだり、冷たい食べ物と温かい食べ物で沁みる様になっていたが、痛くて眠れない日が2,3日続いた。
とうとう痛みの発生元がどの歯かわからなくなってしまい、自分でできる歯磨きやうがいでは修復不可能なところまで来てしまった。

ので観念し歯科クリニックに通い始めた。
いつもの様に、もっと早く歯科に行っていればここまでひどくせずに済んだ、後の祭りということになった。
奥歯の補綴したところが緩んだのが始まりらしい、放置していたため虫歯が始まったようだ、削りなおして神経を抜き埋めなおすそうだが、この歯痛のおかげで右ばかり使っていたのが災いし、「右の歯数本に負担がかかり過ぎ動かされて歯根膜を痛めてしまったのがもうひとつの原因。」になったと先生に説明され、「こちらは痛みが引かぬようなら神経を抜く・・・」と脅かされた。

歯根膜を炒めたと思しき歯は温度差のあるものを食べると痛むので、時間がかかるが何でも人肌に冷ましてから食べるようにしている。
いつになったら回復するのやら歯というものはデリケートなものだ、直すには全体を使って噛むように指導されたが、気付くと、ついかばって片方で噛んでいる、バランスよくかむというのは難しいものだ。

ついでに歯周病の検査


歯周ポケットの測定結果はところどころ3の部分があったがほとんど2という値、先生に「だいぶ改善されています」という喜ばしい判定をいただいた。
これは、ブラウン電動歯ブラシのお陰かな?

教訓「やせ我慢もほどほどに」




2010.12.20追記

歯根膜の傷み


悪い方の歯をかばって、右側ばかりで噛んでいたので歯根膜を傷めてしまったという診断だったが、半信半疑ながら歯医者の指導通り、治療中の歯も使いながら全体の歯を使って噛むように心がけていたら、最近水を飲んでも熱いものを食べても歯が痛みを感じなくなってきた。
虫歯の治療は一向に進展せず治療中で毎週通院。

2010年11月7日日曜日

カラーピーマンあわてて収穫

一週間ほど前だったか、明朝は霜という天気予報がでたのを聞き、「霜にやられて全滅するー。」とまだ熟していない青いピーマンを小さなものまでその日のうちに全部収穫してしまった。
なんてこった、あくる朝の天気は曇りで霜が降りる天気ではなかった。

収穫したカラーピーマンその後今日まで霜は降りず、実の無くなったピーマンの木が青々と元気に生えている。

大きくなってもなかなか色付かなかったピーマンだが切られてから色付くのが早まったように見える、さすがに萎びてきている早く食べなければ!。

2010年11月6日土曜日

カメラが変わって

おとといの山歩きにペンタックスを試してみた。

久しぶりの山で歩くのが精一杯では会ったが、休み休みマクロにしたり絞り優先、タイマー、ISOの設定など思い出しながら撮ってみると、上手に使えば写真撮影の楽しさが味わえるカメラらしいということがわかってきた。

意外なことに、
縦横の比率が3:4(デジカメ)から2:3(一眼デジカメ)になり、画面が細長くなったこと、実際の写真で見ると下の写真の白線の内側がデジカメ、全体が一眼デジカメと画面比率が異なり、
比較用画像(筑波山)

コンピュータに保存するには、今まで使っていたカードリーダーが今度のカメラのメモリーSDHCカードに対応できないことがわかった。

カメラの種類によってサイズが違うこと、ディジタル技術の進化の早いことに驚いた。

2010年11月4日木曜日

登山日和で

雨巻山に・・・


雲は多かったが、暑くなく寒くなく風はなく、快適な山登りができた一日だった。
道すがら見え隠れしていた筑波山が展望台で大きな広がりの空間になって視界いっぱい入ってくる。
筑波山

頂上付近のブナ林は黄葉が始まり明るさが増していた。
頂上付近のブナ林



雨巻山頂の三等三角点


三等三角点山頂に測量用の杭らしいものが数本あったが、どれが山頂なのか、プラスチックや何も書いてない石の物もあったが、古そうで一番大きなものがこの三等三角点533mだろう。

平日にもかかわらず、山頂のベンチには10数名3パーティーの中高年登山者が休憩中、地元の有志たちの長年の整備のおかげで歩きやすくなり、登山者が増えているようだ。
山頂のボックスには、益子いくべ会の監修した新しいガイドマップが準備されていた。
新しい地図では、コース中の分岐点にあるナンバーを地図で照合できるように工夫されている。



コウヤボーキ

コウヤボーキが満開


花が少ない時期、センブリやリンドウの花が道端で見かけられるが、
今一番よく咲いているのがコウヤボーキで、30~40cmの潅木、細い枝の先にあまり目立たないかわいい花をつけている。



センブリが珍しくなった


センブリ登山コースから外れた普段人の通らない山道に一塊のセンブリが咲いていた。
山百合や自然薯はいのししたちに食われて見かけなくなったが、春蘭やキノコやセンブリは人間が根こそぎ採取するおかげでメッキリ少なくなった。




どんぐりは不作?


山のどんぐり尾根道を歩いていると、細長いどんぐり、丸いどんぐり、その中間のどんぐり大き目のどんぐり様々な形のどんぐりがあたり一面に落ちているところをあちこちで見受けた。

今年はどんぐりの不作で熊が人里までやってくるという話をよく効くが、益子の山はいのししが多いがどんぐりを食料にしている熊がいないせいでこんなに落ちているのだろうか、歩くとプチプチとどんぐりのつぶれる音がする。

2010年11月3日水曜日

横須賀「陶吉花」で作陶展

今年も横須賀の「ドブ板バザール」に合わせて、
横須賀の益子焼のお店「陶吉花」で「室田嘉一郎THEましこ展V」と銘打って作陶展が開催される、
お店のお嬢さん作の案内状が我が家にまで届いた。
益子焼作陶展案内状



今日の仕事


ヘアーカット後昨夜窯に火を入れたので、窯焼きをしながら女房殿のヘアーカット、
「どうするの?」
「いつもと同じでいいわ」
「わかった」
と何時も同じような会話でカットが始まり、全体3cm程短くはさみを入れた。
窯焼中なのでタイマーを仕掛け窯の面倒を見ながら、髪がつかぬよう長靴を履きエプロンをして外の明るい軒下で、
「イタ!耳を切らないでね」
「痛かった、ゴメン」
人が来ないでよかった。
もちろん、窯もトラブルなく順調に終了、予想していた時間より早く焼き上がったのはうれしかった。