郵便受け
益子に来たては、トタン張りで壁はベニヤ板一枚、間に断熱材など使っていない安普請のボロアパートに住んでいた。
いまでは物置のようなところに修行中で安月給の研究生たちは冬の寒さをこらえ生活していた。
そんなアパートの入り口に取り付けたのが写真上の郵便受けである。
当時新聞も取らず郵便物もほとんどこなかったのでポストを必要としなかったものの表札代わり、と作ったものが今の住まいでも使い続けて30年経っていた。
途中で防腐剤を塗りなおしたり背板を取り替えたり補修もしながら「小さなポストを大きくしなくては」と思い続けてきた。
そして今日、杉板が一枚余っていたので久しぶりに大工仕事をしてみた。
作りながら何かに似てるなと思いながら組み立ててみたらそれは「神棚」に似ていることに気が付いた。
これから30年持つだろうか、そのころ自分は・・・
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