2008年7月28日月曜日

素焼き中に落雷

昨日近くに落雷


今回の素焼きは前日のうちに乾燥を十分済ましておいたので、朝点火してからハイペースで進み「あと1時間ぐらいで素焼き終わるかな・・・」というところまで来ていた。
いつものようにテレビを見ながら晩餐中、雷がゴロゴロ近づいて聞こえてきたので「パソコンと給湯器のコンセント抜いて置こう」というところまでは良かったのだが「窯をとめるわけに行かないし、まあ大丈夫」とたかをくくっていた。

まもなく窓にまぶしく庭が浮かび上がりものすごい音で地響きが・・・
まるで目の前に雷が落ちたように感じ、二人顔を見合わせながら「近い、隣のうちは大丈夫だったかな」と心配しつつ、停電もしていないしテレビを見ながらのんきに食事を続け、「そろそろ窯を見てくるか」と出たところ窯がとんでもないことになっていた。

窯は静まり返っていて、
 「はてな?ガスでも切れたかな」一瞬パニック状態
 「火は・・・消えている」
 「電気は・・・点いている」
 「温度計は・・・45分前から下がっている」
 「バルブは・・・開いている」

次々に点検してやっと原因を突き止めた。
雷で窯専用のブレーカーが落ちていてのが原因だった、恐る恐るブレーカーを入れて手順を踏んで運転再開。
その後2時間で何とか素焼き終了した。
それにしてもこれほど近くに雷が落ちて無事だったのは幸運だった。
窯のブレーカーが落ちるほどだったが、窯で使っている高価なベーパラいざーや温度計がやられなくて良かった「やれやれ」、家電製品も全部異常なし「やれやれ」・・・

日光でよくお参りしてきたご利益かな?


08.07.29 追記

本焼中の落雷


まだ新婚時代、昭和57年6月8日、14回目の窯焼中にあった話だ。
窯焼の途中雷雨に遭い1150度まで温度上昇したところで、落雷により停電、復旧まで3時間もかかり大変な思いをした。

当時使っていた窯は自作の灯油窯で、断熱効果のない耐火煉瓦を積み上げた温度差のちじまらない燃料効率の悪い窯だったが、薪でも焼けるように登り窯のように横から薪がくべられる工夫がしてあった。
そのおかげで、停電でバーナーが使えなくなっても、横くべで薪を放り込み、何とか1時間半ぐらいは続いたが、まきで焼く準備がして無かったのでたちまち燃すものがなくなってしまい、後出来ることは窯のたきぐちを塞ぎ煙道を締め切り窯を密閉して熱を逃がさぬようにすることと、妻に東電に何度も電話してもらうことぐらい、考えられること全てやってひたすらいらいらしながら電気がくるのを待っていた。

停電のながーい3時間が終わり、まぶしい電気が点いたときは、ほっと一安心もつかの間、今まで起こったこと出来るだけ取り戻すことに集中。何とか5時間オーバーで焼き上げることが出来た。
このときの窯出しは、少しロスが出た程度に収まりこれも「人事を尽くし不幸中の幸い」やれやれ。

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