2011年2月27日日曜日

個展で出会ったお客様

昨日、初老のご夫婦が真面目そうな息子さんと個展会場にお見えになった。

おばあ様が95歳でお亡くなりに成り、七七日を済ませたところで、お話によると、おばあ様はたいそう立派な方で家族から尊敬されてたご様子、家族に迷惑がかからぬよう身の回りのことをすべて片付け整理した上で、お墓を準備し、大きな仏壇まで準備され、間もなく亡くなられたというお話だった。

茨城県から見えられたというそのご家族は、その仏壇にふさわしい花瓶とお菓子入れを捜し歩き、この会場で私たちと出会い、ご要望に合った花瓶(瑠璃釉打紋壺)2個と菓子器(柿釉青十字流角鉢)2枚に行き当たられ、喜んで頂いた。
角鉢は会場に1枚の用意しかなく、お待ちいただけるということで我が家に急ぎ立ち戻り同じものを揃えさせていただいた(在庫があってよかった)。

まるで、天国のおばあ様がこの事まで周到に準備され、ここまでご家族を導いてくださっているような気持ちがした。

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