2015年2月16日月曜日

年1回の個展

作陶展は知り合いの同業者から「2人展の相方を探しているんだけど、室田さんやらないか?」と突然ふっと沸いた話が始まりで、民芸店に収めるため普段使いの器を中心に焼いている身としては個展は別世界と頭の中になかったもので、いったん断ったもののどうしたものかと、さんざ迷い考えた挙句「焼き物を始めて20年経った節目でもあり、いい機会をいただいたかも・・・」と2人展の仲間入りをすることにした。
毎年楽しみにしてくれるお客さんに支えられ年1回の個展が16回目になり、多少マンネリ化しているところを反省しているが頭の回転を考えると年齢相応の事をしているのかも・・・。
個展を重ねていく内、個展は自分の店のようなもの、民芸店に収めていないもので見てもらう機会のない焼き物にもチャンスができると気付き、自分の個展は作家先生の個展会場ではなく陶芸職人の対面展示販売と心得て、お客様と対話しながら説明しながら喜んで使っていただけるよう「民芸店室田窯」の店員のつもりで会場に詰めるようになった。
お客様には普段使いにふさわしい、いかにも益子焼らしい「The-Mashiko」を楽しんでいただけたらと思っている。
今年の会場は狭くなり置ききれないのが残念、作家館という場所は個展スペースの周りを作家達の桁違いに高価な品物が取り囲んで「益子焼手づくり工房-室田嘉一郎作陶展」を開催してみて場違いのところにポツンと置かれた感じもしている。

益子焼手づくり工房「室田嘉一郎作陶展」

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「つかもと本店作家館ギャラリー」 地図

個展会場写真

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