2013年12月8日日曜日

素焼き再挑戦

素焼きで失敗続きの陶板、昨日諦めきれず再び挑戦。
窯の中には、問題の陶板5枚と大き目の尺鉢6枚、壺2個、60センチほどの長皿が入っている。
湯飲みや飯碗などの小物で周りを囲って直接火が当たらぬよう窯詰めし、粘土も信楽土を50%混ぜたものを使用してみた。
乾燥も3ヶ月掛けて素地がカビるほどじっくり待ち続けた。

そこまでは今までやってきたことの延長、今回は

「大物の素焼きはローソク一本の火から」

とたとえ話で指導所で言われたように小さな火から時間を掛けてというのを再現してみる事にした。
ローソクの代わりに、ライターの火のような点火用のバーナーを窯の点火確認用のぞき穴に先端を突っ込み、5時間ほど粘ってみた。
そこまでで上昇したのは20℃ほど、まさかローソクよりましなはずだがこれより上がりそうもないので陶板から離れているバーナー1本に最も弱火で点火し5時間粘り、いつもは左右のバーナーを一対として右と左各一本計二本で焼き始め、4本、8本とバーナーを増やしていくのに対し、今回は右1本、次に左1本追加、と右左交互に1本づつ追加し、初期の温度上昇を極めてゆっくりスムースに上がるようにしてみた。

いつもの倍以上の時間を掛けた素焼き、果たしていかなることに・・・。

1 件のコメント:

  1. 現在は焼き締めですので、素焼きせず本焼きですので、陶板のキズは殆どありません。
    以前、施釉のため素焼きしたことがありますが、私の場合は側面にひっかけ用の細い穴を開けますので、そこからキズが確実に入りますので、素焼きすることはやらなくなりました。
    そしてもう一つ、弟子入りしていたときの経験では、厚みのあるものは、ある程度温度を高くして焼かないと、内面と表面の焼け方が違いますので、焼成後、表面にヒビが入ります。もしかすると、温度の問題かもしれません。小物の肉厚の薄いものは低下度でも問題がないことは十分承知していると思います。

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